ちゅん観察日記_01
おとこもすなるにきといふものをおんなもしてみむとてすなり。
これは紀貫之。土佐日記のはじまりですね。たしか。女性のふりをして、男性が日記っていうのをつけてるらしいけど、女の私も書いてみるわ〜。と、はじまっているそうです。一体全体なんで女性のふりをしようと思ったんでしょうか。高校の古典の時間に習ったときにはスルーしてしまいましたが、そのへんいつかどこかで紀貫之さんにお会いしたら根掘り葉掘り聞きたいです。
さて、ちゅん日記です。
minkoya.comを訪れたであろう総数2名様のうちのおひとりから、育児観察日記が読みたいというリクエストをいただきましたので書いてみんとします。
我が子「ちゅん」にはもっとちゃんとした日本名がありますが、おなかにいるときから読んでいた夫婦間でのあだなです。
うまれてから11ヶ月と数日になる女の子です。
今朝は朝ごはんを盛大にもりあげながら食べさせたあと、うんちを床に落とすというところから始まりました。
#うんちの件は今これ書くまで完全に忘れてました
#私たいへんだったんだな
#お疲れ
#たぶんこれくらいのお子さんいるご家庭の日常
紙おむつが一枚十数円もするのと、オムツの吸水剤であるポリなんとかが濡れると冷たくなるのが気の毒で、私が比較的元気なときは、なるべく布おむつを使っていたりするのですが、布おむつだと、うんちをトイレに流すので、そのトイレへの移動の際にぽとりと床におとしてしまったわけです。
片手にうんちしたてのお尻の我が子、片手に布おむつ。
その状態でうんちを取り落としてしまったとしても、致し方ないことであります。
とりあえず二次災害を防ぐため、床に落ちたうんちはそのままに我が子のお尻を洗い流して新しいおむつをはかせ、うんちから遠く離れたところに我が子を設置、その後うんちを布おむつでひろいあげ、床を3回拭いて事なきを得ました。
第一回目からうんちの話ですみません。
昼前には、フランス大使館関係のなんか偉い人と、なんかすごいフレンチレストランの総料理長とかいうすごい人が我が家としている農園にやってきました。
#うんちとのギャップ
友人のフランス人料理人が、友達の料理人を連れてくるという話は聞いていたのですが、フタをあけてみるとなんかしらんけどすごい人たちでした。
#なんかすごいしか言えない語彙力
ちゅんは夫に抱かれ、なんかすごいフランス御一行(?)に「かわいい〜」と言ってもらえたそうです。
我が子、生後11ヶ月にてなんかすごいフランスデビュー果たしちゃいました★
#ポジティブ
#小さい子をもつ親への礼儀正しい反応に過ぎないでしょう
#いやでもうちのこ可愛いんやで
昼寝は午前午後2回ずつになっています。
伝い歩きをしはじめているちゅんですが、ものに躓いたり、なにもないのに転んだりしはじめると眠いというサインです。
#なにもないのに転ぶのは父譲りかもしれません
#シンプルに心配
そのまま抱き上げてウロウロしていると、寝ます。
最近は私が寝転んでいると、そこに寄ってきて寄り添って勝手に寝るというオートメーション機能をときどき発動してくれます。すごい楽です。
#ちゃんとやれ
ミルクは最近、ストローマグであげています。このマグの取手を両手で可愛くつかんで飲んでくれたらいいような気がするんですが、彼女は片手で、ビールジョッキを持ち上げるかのようなしぐさでグビグビ飲みます。
#両親の血か・・・
そうそう、下の歯が4本しっかりと生え、上の歯もちょっと見え始めました。かゆいのか、あらゆる布を噛み締めようとします。
・・・こんな感じでいいんだろうか、育児日記。
赤ちゃんという最高に可愛い被写体を写す一枚の写真もなく、文章だけでなんとかしようとしている硬派(?)な育児日記ですが、お楽しみいただけたら幸いです。
最後に、1歳になる手前の濃ゆい時期をただただ過ごそうとしていた私に、「育児日記が読みたい」と言ってくれることで、この貴重な時期の記録を残すきっかけをくれた友人に感謝して、ちゅん観察日記_01を締めたいと思います。
#真面目か
#いやほんとにありがとう!