ひとなつのゆめ

“ひとなつのゆめ”

紙に水彩

2024
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蜜蜂たちは突然やってきました。
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なんの予定もないのに突然「養蜂大全」なる本を購入した2年前。
絵本コンクールは数々あれどなぜかテーマが「蜜蜂」のものに応募した1年前。
その応募が、「絵を仕上げきる」ということを私に促すきっかけになって、SNSに絵を投稿し始めることになったのだから、
実は蜜蜂さん、知らないうちにものすごいサポートしてくれてた…?!
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話が逸れましたが、蜜蜂たちが、この夏、突然ウチにやってきました。
知り合いの蜂の群がおもったよりも増えすぎて、巣箱を分けるために少し離れたところに「ホームステイ」する必要がある、、、と連絡をいただき、ウチに、巣箱がひとつ置かれることに。
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この夏じゅう、間近で蜜蜂のお世話を見学する機会をいただきました。
蜜蜂たちがいるあいだは、家の外のあちらこちらで蜂を見かけては、「おや、きみはうちにきてくれた巣箱の子かい?」と、心の中で話しかけ、(もしかしたら口に出してたかもしれない)
お裾分けというには物凄くたっぷりの蜂蜜にうっとりし、
(巣をナイフで切ったときの、ぬぬぬぬぬ…どどどどど…と、蜜があふれだす感覚…忘れられません!)
巣箱に近づくときも、巣箱を開けるときも、煙を焚くかわりに歌を歌ってあげるお世話の様子がとても嬉しくて、、、
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そんな蜜蜂の巣箱がついに、もとのおうちへ帰ってゆきました。
一抹の寂しさをおぼえつつ、巣箱が置いてあったところを見に行ったら、その場所に紫陽花のお花が置いてあって…
なんだかとても、温かな気持ちになりました。
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一夏の夢。
蜜蜂がぐぐぐっと身近になった夏でした。
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