初物ふたつ

土曜日。

久しぶりに朝から農作業をひとり黙々とした。

しばらくつけていた農作業日記は6月1日でおわっていた。

亡くなった義父は「なんでこんなにゆっくり動くんだろう?というくらいゆーっくり動け。そうでないと、続かない」と言っていたらしい。

限られた時間でたくさんのこと終えたくて、春が来て、せかせかと動きまわっていたら体調を崩して5月はほとんど体調を崩していた。

6月は本当に最低限の水やりをして、それすらも代わりにやってもらう日もあったりして、

二歳の子どもと一緒にできる範囲のことだけやって、ぐずり始めたらすぐに中断したり、畑に行きたがらなかったら、そのまま行かなかったり…流れに身を任せていた。

というわけで、本当に久しぶりの、ひとり作業。

ビニールハウスの周りの草刈りをして、ハウスの中の、トマトの横で大きく育って通路を塞いでいたマロウとストリドーロも刈り取った。

刈り取った草を、堆肥の山に積んだ。

マイクロトマトがいくつか黄色くなっているのを見つけた。あとほんの少し赤を混ぜたら完全にオレンジ、くらいの、いちばん濃い黄色のトマトを一粒、とってたべた。

初トマト。

おいしかった。

そのあと、ブルーベリーの草刈りに行ったら、一粒だけ食べごろの実がなっていた。

初ブルーベリー!

いつもはじめに熟して食べる木は、まだまだ青くなっていなかったので、まだ先かなぁと思っていたのだけど、ちょうど草を刈りにいったところの木だけ、青い実をつけはじめていた!

なんとも嬉しい、初物ふたつ。

ありがとう!

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